七星勇者フェリスヴァイン


 BBS本部でD・A反応を確認した瞬とフェリスは、ウルフランダーでその場所に急行
していた。
 現場に向かっている間にも、敵の情報や敵によってもたらされている被害の状況などが
伝えられ、それが二人の焦燥感を一層あおる。

フェリス『急がねば! これ以上、奴に町を破壊させるわけにはいかん!』

瞬「でも、どうするの?! 今度の敵って、空を飛んでるんでしょ?!」

 瞬の言う通り、フェリスもその合体後の姿であるフェリスヴァインも、陸戦がメインで
空戦に関してはそれほどの力を持っているわけではないのである。フェリスヴァインにし
ても、空を飛べないわけではないが、自由自在と言うわけには行かないので、どうしても
不利は否めない。

フェリス『だが、俺達がやらなければ、多くの命が失われてしまう!』

瞬「やるしか、ないんだよね!」

 決意を新たに、フェリスはさらに加速する。
 現場に近づいて来た時、そこに見えたものを見て瞬の顔色が変わった。

瞬「フェリス、止まって!」

 瞬のいきなりの声に、フェリスは驚きもあって急停止する。

フェリス「どうした?」

瞬「亜希と、綾谷さんがいるんだ!」

 瞬の視線の先には、たしかに地面にうずくまっている亜希と綾谷の姿があった。瞬は手
早くシートベルトをはずすとウルフランダーから降りる。

瞬「フェリスは先に行ってて! ボクは、亜希と綾谷さんを避難させるから!」

フェリス『わかった! あまり遅れるなよ!』

 フェリスはそう言って、ソルバットのほうへと走り去る。それを見届けないうちに、
瞬は亜希達の下へと駆け寄って行った。

瞬「亜希っ! 綾谷さん!」

亜希「…瞬?」

 瞬の声に気付いて、亜希が顔を上げた。その顔は心なしか憔悴している。

瞬「ここは危険だよ! 早くはなれて!」

亜希「そうしたいんだけど、ちーちゃんが…」

 亜希はそう言って綾谷に目を落とす。綾谷は、虚ろな顔でその場にうずくまっていた。

瞬「綾谷さん、早く逃げないと危ないよ!」

綾谷「……」

瞬「だ、大丈夫だよ。あの怪物は、勇者がやっつけてくれるから」

 瞬はなぐさめのつもりでそう言った。しかし、その言葉に綾谷は予想外の反応を示した。
先ほどまでが嘘の様に、半ば殺気だった目で瞬の肩に掴みかかる。

綾谷「ダメッ!!」

瞬「あ、綾谷、さん?」

綾谷「あれはっ、あれはぴーちゃんなのぉ!」

 その言葉に、瞬の表情がはっと変わる。

瞬「ど、どういうこと!?」

 その問いに、亜希が冷静さを失った綾谷に代わって答える。

亜希「あいつの中に、ぴーちゃんが飲みこまれちゃってるのよ!
   それでちーちゃん、さっきからこうなの!」

瞬「そ、そんな……」

 瞬は、愕然とした表情でソルバットを見上げた。

 

 その会話は、ビーストコマンダーを通じてフェリスとBBS本部にも伝えられていた。

フェリス『クッ! 報告を聞いてもしやとは思っていたが、まさか黒鍵獣とはな!』

博美「黒鍵獣。生物を中心部に取りこみ、その負の感情を使って自分の力を増大させる
  生体兵器、でしたよね」

 博美が、ディスプレイに表示されたデータを流暢に読み上げる。
 そこに、綾谷を亜希に任せ、フェリスのところに向かっている瞬から通信が入った。

瞬『ねえ、ぴーちゃんを助ける方法ってないの!?』

 その問いに、バーストローダー内で待機中のプラムが答える。

プラム『あります。黒鍵獣と生体コアは、ちょうどフェリスヴァインと瞬君との関係と
   おなじなんです!』

瞬『ど、どういうこと?』

プラム『フェリスヴァインは、例え最悪の事態になっても中にいる瞬君だけは確実に生き
   残れる設計になっています。黒鍵獣にも、同じコトが言えるのです』

陽司「つまり、黒鍵獣にとっても、生体コアは守らなければならないもの、と言う事だな」

プラム『ええ。ですから、黒鍵獣を破壊しても、生体コアとなった動物を助けることは
   可能です!』

 

 プラムの言葉を聞き、瞬の表情が明るくなった。

瞬「フェリス、聞いた?!」

フェリス『ああ! 遠慮無く行くぞ、瞬!』

 瞬はその場に立ち止まって、ビーストコマンダーのスイッチを押す。
 押されると同時に、コマンダー先端のクリスタルが赤い輝きを放った。

瞬「コマンド・ラン!」

フェリス「オオッ! バーストローダー!!」

 瞬の声に応え、フェリスはバーストローダーを呼び出す。
 バーストローダーはロボットに変形し、ビークル形態のフェリスがそこに収納された。
 瞬も赤い光に包まれ、同様にロボットの額へと吸い込まれる。
 ロボットの顔にフェイスガードがつけられ、目に緑の輝きが灯った。

フェリスヴァイン「爆炎合体! フェリィィィィスヴァイィィィンッ!!」


 爆炎を突き破り、炎の勇者が大地へと降り立った。フェリスヴァインは轟音と共に大地
を踏みしめる。

 

 その様子を見とめたソルバットは、破壊活動をやめてフェリスヴァインの方に向き直った。
また、ブリントの戦闘機もソルバットに平行して空中停止する。
 中から、けたたましい騒音と共にブリントが姿を現した。

ブリント「テメェがフェリスヴァインか? ずいぶんもったいつけてくれるじゃねェか!」

FV「誰だ、貴様は!」

ブリント「俺様か? 俺様は、『暗黒の使徒』四星士最強の男、冥闘士ブリント様だぁぁっ!!」

 ブリントは悦にいったようにギターをかき鳴らす。

FV「貴様があの黒鍵獣を送りこんだのか!」

ブリント「その通り。俺様のアツいビート、気に入ったか?!」

FV「ふざけるな! 無垢なる魂を恐怖に染めた罪、断じて許さん!」

ブリント「許さねェ? 許さねェだとぉ?!」

 ブリントは先ほどの上機嫌が嘘の様に、険しい表情でフェリスヴァインを睨みつけた。

ブリント「どう許さねェか、やってみやがれぇぇぇっ!」

 ブリントの咆哮と共に、ソルバットがフェリスヴァインめがけて急降下してきた。
 フェリスヴァインは、両肩のアーマーから剣を取り出した。

FV「ヴァインブレード!」

 フェリスヴァインは二刀を交差させ、ソルバットのくちばしをなんとか防いだ。
 しかし、押し返そうとするよりも一瞬早く、ソルバットは上空へと逃れる。
 さらにソルバットは、空中でUターンして再びフェリスヴァインに襲いかかってきた。
しかも、今度はフェリスヴァインを直接狙わず、その上空をわずかにかすめるように飛翔する。
 その瞬間、発生した衝撃波がフェリスヴァインを弾き飛ばした。

FV「ぐぅっ!」

瞬「うわっ!」

 フェリスヴァインの体が地面に叩きつけられる。間髪入れずに、次の衝撃波攻撃が
フェリスヴァインを襲った。フェリスヴァインは地面から弾き飛ばされ、大地を転がる。

瞬「な、なんなの? これ!?」

プラム『おそらく、高速移動によって発生する衝撃波(ソニックブーム)です。このぐらい
   でしたら問題ありませんが、何度も受けてはフェリスヴァインの装甲でも…!』

瞬「ま、また来る!」

 瞬が言う通り、ソルバットが三度身を翻し、フェリスヴァインに向かってくる。

FV「同じ手は…」

 フェリスヴァインはすばやく身を起こすと、胸の狼の口を向かってくるソルバットに向けた。

FV「二度も通じん!」

 向かってくるソルバット向けて、狼の口に炎が生まれた。

FV「フレイムシューター!」

 狼の口から炎の弾が発射される。その一撃はソルバットの片翼を掠めた。
 それによってソルバットは体勢を崩し、地面に落下する。

FV「今だ!」

 フェリスヴァインは肩バーニアを加速させ、一気にソルバットに詰め寄った。
 振り下ろされた二刀がソルバットを捉えようとしたが、それよりも一瞬早く、ソルバッ
トは上空へと逃れていた。

 ヴァインブレードが虚しく地面を叩く。

 一瞬の隙が出来たフェリスヴァインの背中を、天空からの衝撃波が打ち据えた。二本の
ヴァインブレードが投げ放たれ、フェリスヴァインの体が地面を滑る。

FV「ぐぅぅっ!」

ブリント「ククク……そんじゃあ、そろそろ仕上げと行くか!」

 ブリントの意に応えるかのように、上空にいたソルバットはうつ伏せに倒れている
フェリスヴァインめがけて急降下した。
 その鋭い鉤爪がフェリスヴァインの両肩を捕らえ、上空へと運び去る。
 ソルバットは、建物が豆粒ぐらいに見える高さまで上昇していた。

FV「ぐ……な、にを…!」

ブリント「確かテメェ、空は苦手だったよなぁ?!
     地面着く前に、バラバラにしてやるぜぇぇっ!」

 ブリントのエレキギターが響き渡る。と同時に、ソルバットが掴んでいた鉤爪を離し、
フェリスヴァインが地面に向けて落下し始めた。

瞬「うわっ!!」

FV「くっ! バーニア全――!」

ブリント「させっかよぉ!」

 フェリスヴァインが肩アーマーのバーニアをふかそうとする寸前に、フェリスヴァイン
を追っていたソルバットが、フェリスヴァインに体当たりを食らわせた。
 フェリスヴァインの体が重力に逆らって弾かれ、動き始めたバーニアも沈黙する。

ブリント「そらぁ! もういっちょう!」

 ソルバットが体を反転させ、再び落下していくフェリスヴァインを追いかけた。

プラム『いけません、このままじゃ!』

FV「くそっ! バーニアさえ使えれば!」

 ソルバットがフェリスヴァインを捉えんと急接近する。

 二度目の衝撃がフェリスヴァインを襲うかと思われたその瞬間、彼方から飛来した
ビームがソルバットを打ち据え、ソルバットがフェリスヴァインを追い越して落下していった。

 フェリスヴァインはその隙を付いてバーニアを点火し、ゆっくりと地上に降り立つ。

瞬「な、なんなの?」

プラム『こちらに近づいてくるエネルギー反応確認!
    これは――『白き力』です!』

FV「『白き力』だと!? まさか!!」

 フェリスヴァインはビームが飛来した方向を向いた。
 その先に、黒い点のようなものが見える。それはだんだんと大きくなり、その全長10m
ほどの鷹型ロボットの姿ははっきりと姿を現した。

ブリント「んだぁ?! あの鷹のロボットは!」

瞬「鷹のロボット……もしかして……!」

FV「ああ、そうだ!」

 その鷹のロボットは、フェリスヴァインの方に飛来しながら、変形を開始した。

 足が下方に伸び、爪が反転して足になる。胴体の側部から腕が伸び、鷹の頭が首の根元
から折れ、ロボットの胸になった。そして、翼が収縮し、鷹の首が折れ曲がった後から、
鉢がねのついた忍者のようなロボットの頭部が姿を現した。

鷹のロボット「チェンジ! エクシード!!」

 その姿に、フェリスヴァイン達は歓喜に、ブリントは驚愕の表情に包まれる。

ブリント「エ、エクシードだとぉ!?」

エクシード「左様。拙者は『白き力の勇者』ビーストガーダーズが一人、『空の勇者』エクシード。
      拙者がいる限り、空での非道は許さぬ」

 エクシードはブリントにそう言い放つと、フェリスヴァインの方を振り向いた。

エクシード「久しいな、フェリス。いや、今はフェリスヴァインであったか」

FV「ああ、久しぶりだな、エクシード。よく来てくれた!」

エクシード「ふ、中国の霊峰にて休息を取っていたが、お主の力の波動で目が醒めてな。
      久方ぶりに来てみれば、この有様か」

 エクシードが、すこし呆れたようにため息をついて見せた。

瞬「お願い、エクシード。ボク達に力を貸して!」

 フェリスヴァインの中から聞こえてきた、小さな少年の声に、エクシードは怪訝な表情
を見せる。

エクシード「……お主は?」

瞬「ボクは星崎 瞬。フェリスのビーストマスターだよ!」

エクシード「ほう。お主のような小僧がな……」

 エクシードは、少し、面白そうに微笑む。そして、いまだ地面にはいつくばっている
ソルバットに顔を向けた。

エクシード「よかろう。拙者としても、あのような外道に空を自由にされるのは面白く
     ないからな!」

ブリント「アア? 面白くねェのはこっちなんだよ、チビロボットォォォォッ!」

 ブリントの咆哮に応じ、地に這っていたソルバットが起きあがった。翼がはためき、
その巨体が再び宙に浮かぶ。

エクシード「拙者が彼奴の動きを止める。その虚を突き、お主の一刀で倒せ」

FV「ああ、頼んだ!」

エクシード「お主らもな!」

 そう言うと、エクシードはソルバットめがけて飛翔した。
 向かってくるエクシードに対し、ソルバットは正面から突撃する。

 その巨体がエクシードを弾き飛ばすかと思われた瞬間、ソルバットの眼前からエクシードの
姿が消えた。急に目標を失ったソルバットは、慌てて方向転換しようとする。だが、
その時既にエクシードはソルバットの背後に回りこんでいた。

エクシード「イーグルガン!」

 胸の鷹の目から、2条の光線が発射される。それは、狙い違わずソルバットの背中で爆
発を起こした。爆発の影響でソルバットの軌跡が乱れる。

 体勢を直したソルバットは、上空へと飛翔してソニックブームの体勢に入った。

 空に向かって飛翔したソルバットを追って、エクシードも翼を広げ、その姿を追う。
ソルバットも遅くは無かったが、エクシードの飛行速度はそれをも上回っていた。
 敵に近づいたその時、エクシードは右手を左手の甲に当て、そこからクナイを取り出した。
同様に、右手の甲から取り出したクナイを左手で逆手に握る。
 ソルバットが身を翻した瞬間、エクシードの両手が煌いた。

エクシード「ジェットクナイ!」

 空に閃いた二筋の光は、ソルバットの右の翼に深い傷をつけた。ソルバットは体勢を崩
し、それでもなんとか飛ぼうとする。

エクシード「空の仲間を恐怖に歪めた罪、その身で購うがいい!」

 エクシードは胸の前で腕を交差させ、自分の下方にいたソルバットに向かって両腕を一
気に解き放った。

エクシード「タツマキウェブ!」

 鷹の口が開かれ、そこから竜巻が放たれた。その気流の渦は見事にソルバットを捕らえ、
その身を地上へと落下させていく。

エクシード「今だ!」

FV「応!」

 フェリスヴァインは拾いなおしたヴァインブレードを逆手に持ち、剣と剣の水月を合体
させた。

FV「双刃剣(ソウジンケン)、ヴァインブレード!!」

 フェリスヴァインはヴァインブレードを腰だめに構え、両肩のアーマーが水平にスライ
ド、アーマーの一部が展開して噴射ノズルが顔を見せる。
 ヴァインブレードの刀身が炎に包まれ、肩アーマーのバーニアと足のホバーが同時に点
火、竜巻の網で捕えられたソルバットめがけて一気に加速した。

FV「炎狼刀技、フレイムファング!!」


 振り上げられた剣から炎の刃が放たれ、炎を纏って加速するフェリスヴァインの剣と同
時にソルバットをバツの字に切り裂いた。
 炎を纏ったフェリスヴァインは、ソルバットの向こう側へとかけぬける。
 切り裂かれたバツの字の炎から、まばゆいばかりの光が放たれた。

ギャァァァァァッ!!

 ソルバットは、光の中でその身を塵のごとく雨散霧消させた。

 その様子を見て、ブリントがぎりぎりと奥歯を噛み締める。

ブリント「チクショオ、チクショォォォッ! 覚えてやがれっ!!」

 ブリントは半ばお決まりとも言えるセリフを吐き、戦闘機で彼方へと飛び去っていった。
 フェリスヴァインは剣を分離させ、血を払うように剣を振る。

FV「我が焔(ほむら)に、断てぬ悪無し!」

 胸の狼が、誇らしげに煌いた。

 

 ソルバットの消滅は、遠く離れた亜希と綾谷の目にも見えていた。
 綾谷は呆然とした表情でその様子を見ている。
 だが、何かを見つけたのか、綾谷の目が大きく見開かれた。

綾谷「……あ…!」

亜希「ちーちゃん?」

 綾谷は、答える代わりにすっと前のほうを指差した。亜希も、綾谷が指差すほうに視線
を巡らせる。
 その先にあった黒い影が、綾谷の下へと飛んできた。

綾谷「びーちゃん!」

 綾谷が差し出した手の上に、ぴーちゃんはちょこんと止まって見せた。
 綾谷は、感無量と言った面持ちで、インコを胸へと抱き寄せた。

 

 合体を解いたフェリスと瞬達は、エクシードと共にBBSの格納庫に来ていた。
 フェリスは狼の姿、プラムは人間の姿になり、陽司を始めとしたBBSメインスタッフ
がそこに集まっている。
 エクシードは鷹の姿となり、横わたしにされた鉄骨の上で、まるで止まり木に止まる鳥
のようにしている。
 そんなエクシードを、瞬はやや緊張した面持ちで見上げた。

瞬「ねえ、エクシード……ボク達の仲間に、なって、くれる?」

 瞬はおそるおそると言った感じでそう訊ね、エクシードの返答を待った。
 鷹型だったためよくは分からないが、微笑んだようにしてエクシードは答える。

エクシード「愚問だな。拙者は、そのために戻ってきたのだから」

 その答えを聞いて、瞬の顔がぱあっと明るくなった。

瞬「じゃあ、一緒に戦ってくれるの!?」

エクシード「先程からそう言っている。それが拙者らの使命なのだから」

フェリス「エクシード……」

エクシード「フェリス、『風』は吹いたのだ。『風』は全てを巻き込む『嵐』を呼ぶ。
      ゆえに、我等が護らねばならぬ。愛しき人々を……愛しき世界を…」

フェリス「ああ、そうだな」

 フェリスはエクシードの言葉に頷いた。瞬も、その隣で同じように頷く。

陽司「これで、『白き力の勇者』が二人となった、か」

博美「初めての仲間、ってヤツですね!」

輝美「はい! 頼もしいです!」

 輝美の言葉に皆が頷く。

羽月「それでは、エクシードさんが仲間になったお祝いと言う事で、私が何か…」

全員『それはいい!!』

 止められてきょとんとする羽月と、必死で羽月を止めるその他のBBSスタッフ。その
姿を見て、瞬はなんだか笑いが込み上げてきた。
 瞬の笑いは他の皆にも伝わっていき、やがて、そこにいる全ての人の笑い声が格納庫を
満たしていった。

 

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